試験には出ない 徳川家治の雑学的プロフィール

徳川家治

多分試験には出ないし、おそらく仕事にも役に立たないし、知ってても特に何か変わるわけではないけど、いつかどこかで何かに役立つかもしれない息抜き専用雑学、

江戸幕府【十代将軍・徳川家治いえはる】編。

徳川家治に関して分かってる性格・特徴・趣味・嗜好や、女性関係にちょっとしたエピソードなどを雑学的視点のプロフィールとして記載しています。

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徳川家治の雑学的プロフィール

徳川家治
  • 年代や星座等は新暦換算で記述しています。
  • 年数や年齢は代による暦の違いや数え年の違いから、出典により±1〜3年の誤差があると思われます。
  • 身長は愛知県岡崎市(三河国)の大樹寺にある等身大とされる位牌と、増上寺の遺骨改葬時調査記録を参考にしています。

家治の簡易プロフィール

徳川家治をざっとおさらい

  • 田沼意次おきつぐ、田沼意知おきとも親子による「田沼時代」
  • 株仲間、貿易推奨などによる商業資本経済
  • 賄賂の横行
  • 蝦夷地開発

などなど

家治将軍期の主な出来事

  • 前野良沢・杉田玄白らが『解体新書』を出版
  • 平賀源内が「エレキテル」を発明
  • 浅間山大噴火
  • 天明の大飢饉

などなど

家治将軍期の世界情勢

  • イギリスで産業革命がはじまる
  • ルソー著『民約論』が完成
  • アメリカで独立戦争が始まる
  • アメリカで「独立宣言」を行う
  • アダム・スミス著『国富論』が完成

などなど

家治の特徴・性格・趣味・嗜好

  • 幼き頃より天才
  • 祖父、吉宗から寵愛を受ける
  • 帝王学を始めとした英才教育
  • おじいちゃん(吉宗)子
  • 将棋好きで強い
  • 囲碁も好き
  • 絵も上手い
  • 愛妻家
  • 心優しい御仁
  • ビタミン不足?からくる無気力感(中年以降)
  • 田沼意次による暗殺説あり

家治の人物像

出典:徳川家治肖像画(狩野典信画/徳川記念財団蔵徳川家治

幼き頃より聡明で祖父・吉宗の寵愛を一身に受ける。

帝王学をはじめ政治等の勉強ごとも熱心で理解も早く、武術(剣・槍・銃)もトップクラス、芸術(能・絵画)方面も素晴らしい才能の持ち主で、正に天才

おじいちゃん(吉宗)子で、吉宗の死後、まつりごとには無関心になっていき、だんだんと趣味(将棋、囲碁、鷹狩等)に走りだし、息子家基の急死後は完全に政意を喪失してしまった模様。

それ故、将軍としては無能の扱いを受ける。

が、趣味をやらせればやっぱりすごくて、将棋は今で言うアマチュア高段者級の強さだったり、絵画もめっぽう上手だったとか。

さらに加えて、強烈な愛妻家

田沼意次推薦の医師が処方した薬を飲んだ直後に危篤になったことから、田沼意次による暗殺との陰謀説が強く残った。

家治の女性関係 色恋事情

女性事情

愛妻家将軍

当時のご時世、正室はあくまで政略的な婚姻であることが多く、正室が子を儲ける(寵愛を受ける)こと自体が異例とさえる中、家治は側室を持つことを拒み正室・倫子女王を大事にしたご様子。

そんな家治の愛妻家エピソードを2つ。

側室を持つ条件

正室・倫子女王との間に2女を儲けますが、不幸なことに2人とも早世してしまいます。

世継ぎができないことを苦心した重臣の田沼意次は、なんとか世子を遺してもらおうと側室話をしきりに持ちかけるも、家治は頑なに拒否。

が、他大勢の家臣やお局等になだめられ、渋々2人だけ側室をとることに納得するも、その引き換えに出した条件が、

「お主(田沼意次)も2人の妾をとれ」

とのこと。

正室・倫子女王がありながら側室を持たねばならない家治の苦悩を、側室を持つことにこだわった田沼意次にもその痛みを分かってもらおうと言った言葉だとか。

子の養育

幸い2人の側室それぞれに男の子が一人ずつ生まれるも、子の育児は正室・倫子と行ったとされる家治。

それぞれの側室とも縁切り状態で、側室からすれば自分の子を取り上げられたに等しいものの、家治の愛妻家ぶりに身を引いたとか。

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大奥大整理再び

吉宗時代の倹約の1つとして行われた大奥の人数削減大整理。

世継ぎ問題から解放されたこともあってか、家治もさらなる大奥の人員削減に乗り出しているのも、一説には正室・倫子女王への愛情故だったからとか。

家治の人柄が垣間見れるエピソード

エピソード

明け方のトイレ

厠

朝6時起床とされていた将軍職で、その時間に合わせて小姓たちが朝食の用意や身の回りに世話をすることになっていた当時、

歳をとった家治は朝方早くに目を覚ますことが多くなったそうで、でも音を立て小姓たちを起こしてしまわないよう6時になるのを床の中でひたすら待っていたとか。

仮にトイレに行く際も、周りの者まで起こさないよう、抜き足差し足で廊下を歩いた気遣いの出来る御仁。

家臣がため息をつく理由

雨

ある激しい雨の日、家臣が物憂げに空を見上げ、ため息をつく姿を目にする。

別の家臣にため息の訳を聞いたところ、

家臣
「あの者の家は貧しく屋根から雨漏りがしているため、今頃親が苦心していることを思っているのでしょう」

との答えが。

それを聞いた家治は、密かにため息をついていた家臣を呼び「孝を尽くせ」と100両を渡したという。

ため息は慢心と咎めてもおかしくないところを、人情を大切にする家治の人柄が分かるエピソード。

備考

  • この記事は2015年までに分かっている史料等や諸記事を元に書かれています。
  • 今後見つかるかもしれない史料等によっては、全く違う内容になる可能性がある旨ご了承ください。
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